JEWEL TRAY STYLE

2023.08.28

ジラフ@オリジンコウベ

  • Chef
  • Sweets Shop
  • Yukiko Matsumoto

ジラフ@オリジンコウベの様子

スイーツコーディネーターの松本由紀子です。

オリジンコウベ農園ツアー@富山(前乗り編)

富山に行ったら、絶対行かなくちゃ!なパティスリー
「パティスリー ジラフ」さんに
シェフたちが行きたいというので
本郷シェフと繋がっている私が連絡を取っていたら…
私も行きたくてしかたなくなってきて
前乗りツアーに参加することに。
スケジュール調整がタイトだったけど
やっぱり参加してよかったー🍀ジラフさん大好きです❤️

「パティスリー ジラフ」

タクシーの運転手さんもなかなか辿り着けない道なのに
一発で到着できた大西シェフはさすが🚗✨

隠れ家的な静けさが漂う瀟洒なグレーの佇まい。
遊び心のある“LA GILAFE”の文字が目印です。
(お隣のお蕎麦屋さん達磨さんが気になるー🥢)

「パティスリー ジラフ」店内の様子

「パティスリー ジラフ」店内の様子

扉を開けると変わらぬ懐かしい光景が🤎
暑い夏でもショーケースには
自家製ビーントゥーバーチョコを使った
茶系のグラデーションが並んでいます🍫

本郷シェフと初めてお会いしたのは2015年大阪で。
それからお店には2度お伺いしましたが
毎回焼き菓子は全種類購入。生菓子は6種類ほど。
今回は本郷シェフセレクトで4種類お願いしていました🍰

現在サロンは週末のみしか営業されていないそうですが
この日は特別にサロンでイートイン🍽
久しぶりにたくさんお話させていただきました👨‍🍳

ジラフ@オリジンコウベの様子

本郷純一郎シェフは1967年富山市生まれ。
元々は料理人を目指していて
大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後
富山のフレンチレストランで修行をスタートされたそう。
でも毎日早朝から夜遅くまでと仕事がハードで
このままの状況で意味があるのかと将来が不安になり
もっと専門性の高い道に進もうと考え
フランス菓子の道に転向されたとのこと。

決断をするとすぐに、本格的なフランス菓子を
基本からしっかり学ぼうと大阪へ。
当時はまだパティスリーが今のようにない時代でしたが
大阪の「コクラン・エネ」に就職されたのだそう。

えーーーっ、当時私もフランス菓子を求めて
行ってました、コクランエネ🇫🇷
あちらにいらしたんだと思うと感慨深いなぁ👨‍🍳

そして満を持して1994年11月
富山の根塚に「パティスリージラフ」をオープン。
ちょうど私も就職をした年なので分かりますが…
本格的なフランス菓子は、一般的にはまだまだ
受け入れられない時代で。
最初は認知してもらえるまでにかなりの時間を要したそう。
でも次第にファンになるお客さまが増え
2004年に現在の黒瀬北町に移転リニューアルオープンを
果たされています。

1994年オープンということは
来年で30周年を迎えられるわけですね。
凄いなー✨ぜひお祝いに駆けつけたいなぁ💓

ジラフ@オリジンコウベの様子

こんな本郷シェフの歴史をうかがいながら
ご用意いただいたケーキ4個は即完食し
追加をセレクトするシェフたち👨‍🍳
ほんとにシェフたち食べるのが早すぎて
最初のうちは写真を撮り損ねていたんですが…
なんとか集合写真は撮らせてもらえるようになりました💦

ジラフ@オリジンコウベの様子

“G”が印されたチョコプレートをオンした
私が大好きな「ピエジエ」や
平井シェフが興味をもたれた「コンコルド」などを🍫

「ピエジエ」はフランス語で罠という意味。
大きなマカロンショコラの間に
赤ワインとスパイスとカシスで煮詰めたトルコ産イチジクと
ヴィンテージポルト入りガナッシュ🍷
上に、芳醇なショコラのクレムーと
“G”が描かれたチョコプレート🍫
ねっ、構成だけ見ても、私の好きが詰め込まれてるでしょ❤️

サクっ、ねちっとしたマカロン生地の食感のあとに
濃厚なショコラとスパイスの芳醇な香り。
さらに余韻に熟成したポルト酒のアロマがふうわり。
まさに香りに酔いしれる大人スイーツです🤎

ジラフさんでは、ビーントゥーバーをされているので
ショコラのお菓子が圧倒的に多いのですが
他素材とのマリアージュが素晴らしいのはもちろん
ショコラも個性的な風味のものが多く
なにかスパイスやお酒が加えられているのかと見紛うほど。

さすが30年間の積み重ね…奥が深いです✨

「パティスリー ジラフ」店内の様子

サロンの設えも趣があって素敵で💖
さまざまなスタイルのアンティークの照明やテーブル。
椅子もテーブルごとに全く違う雰囲気。

「パティスリー ジラフ」店内の様子

絵画も飾られていて、まるで異国にタイムスリップ
したかのよう(水野シェフがドンピシャな立ち位置笑)
長い時間をかけて、さまざまな想いが交錯し
この雰囲気が醸し出されているんだろうなぁ…

ぶれることなく自分のスタイルを全うし
我が道を突き進んでらっしゃる本郷シェフ👨‍🍳
伝統的なフランス菓子をベースにしながらも
自分のアレンジを加えることで再構築し
見事に”本郷菓子”を生み出してらっしゃいます。

ひとつひとつのお菓子に関して根掘り葉掘りというよりも
この空間に身をおき、スイーツを愉しみ 
 GILAFEの世界観を堪能することに
意味があると感じたひととき🍀
30周年を迎えるにあたり、またゆっくり
本郷シェフにお話を聞いてみたいなぁ💓
ありがとうございました。

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