JEWEL TRAY STYLE
2023.08.26
昆布屋孫兵衛＠オリジンコウベ
スイーツコーディネーターの松本由紀子です。
オリジンコウベ農園ツアー@福井（前乗り編）
前乗りチームがまず向かった先は…
2023年6月1日にリニューアルオープンした
創業1782年、福井の老舗和菓子店
「昆布屋孫兵衛」さん💗
東京の「オーボンヴュータン」や「ピエール・エルメ」
などでフランス菓子を学び
南青山の「アン グラン」のシェフを務めた
17代目となる昆布智成シェフがご実家に戻られ
お父様が担当される和菓子と
昆布シェフによる洋菓子
そしてお得意のアシェットデセール
とトリプルで愉しめるスタイルに🍡🍰🍽
昆布シェフのデセールとの再会を待ってらした
ファンの方も多いことと思います👨🍳
大きな交差点にある店舗は
まるで美術館のような斬新でスタイリッシュな佇まい。
薄いグレーの壁から、地面まで着きそうな
大きな屋根⁈庇⁉︎が伸び、通りからも目を惹きます。
一瞬入口が分かりませんでしたが…
屋根との間から潜入です！
背の高い扉を開けると、天井も高く気の流れのいい空間🍀
淡いブラウンの真一文字のカウンターがあり
左手にはテイクアウト用の和菓子や洋菓子のディスプレイ
右手には、木の椅子が5席設けられ
背後には家紋が印された白い暖簾がかけられています。
イートインのお席は予約できないそうですが
ちょうど誰もいない時間帯でした。
が…地元の常連さんと思われるお客様はひっきりなしで。
リニューアルオープンしてまだ2ヶ月程なのに
すでに大人気ぶりがうかがえます💗
全体的には、淡いトーンの配色に
塗りでさまざまな質感を加え
さらに木目を台座やオブジェに配することで
丸みを帯びた温かみがプラスされています。
和の要素が多いながらも、昆布シェフの創りだす
フランス菓子が見事に溶け込み調和する
不思議なほど落ち着く空気感に私も癒されました🍀
今回いただいたのは、ケーキ全4種類と
たぶん…マスカット大福やいちご餅もいただいたよね⁈
みんなが食べるのが恐ろしく早くて撮れてなーい💦
でもでもいま写真を振り返ると…
朝焼きフィナンシェと、うめふくもち食べたかったなぁ💧
私は「常盤 ときわ」というグリーンのケーキが
一番お気に入りでした💚
宇治抹茶、杏、マリーゴールド、自家製丹波産大納言。
甘味、酸味、苦味、食感のコントラストや
全てのパーツのバランスが素晴らしく
洋と和の渾然一体となった奥行きのあるアロマの余韻が長く
ほっこりと心の中心に着地するイメージ🍀
福井県の素材を使うことに注力しながらも
これまでに繋がった素敵なご縁に感謝し
素材のおいしさをより引き出す組み合わせを
楽しみつつ考えられているのが伝わってきました💗
器やカトラリーもシンプルながらも
和にも洋にも合う雰囲気でとても素敵🍽✨
器は伊万里焼などを。
カトラリーはこれから行く新潟の燕三条製。
口あたり、サイズ感、重心のバランスなど
使い心地を突き詰めたデザインなのだそう🍴
燕三条は、刃物や洋食器の製造が盛んなので
一度見学に行ってみたい場所なんですよね🍽
おいしいお店も沢山あると聞いているし。
今回は足をのばす時間がなかったけど
ぜひまた訪れてみたいなぁ💓
話が逸れましたが…
常連さんと話されるときの昆布シェフのお顔つきが
なんとも穏やかで優しくて👨🍳
年配のお客様からもとても可愛がられているご様子。
ご両親と奥様、そして現在はシンガポールからの研修生と
ミニマムなご家族経営ですが、自然体でいられる
とても居心地の良い空間なんだろうなぁ…と感じました。
昆布シェフはアングラン時代から
いずれ地元に帰るとおっしゃっていたので
東京でも人気なのに勿体ないなと思いつつも
それだけ地元愛が強いんだろうなぁ…
ご実家でどんなお菓子をだされるのだろう
と楽しみにしていたんです💗
が、想像以上に素敵な空間とラインナップでした✨
私は以前のお店は拝見したことがありませんが
リニューアルをすることで、ご自分の世界観を
表現できる空間に見事に創り変えられたんだと思います。
しかもきちんと、歴史や趣は大切に
お父様の和菓子も調和する雰囲気に設えられています。
昆布シェフの、そして昆布屋孫兵衛さんの
今後の発展が楽しみで仕方ありませんね💖
福井は大阪からも意外に近かったので
ぜひまた季節が変わったらお伺いしたいと思います🍁
昆布シェフ、リニューアルオープンおめでとうございます！
そして素敵な時間をありがとうございました💗
