JEWEL TRAY STYLE

2023.05.01

カカオ落雁 砂燦加@俵屋吉富

  • Sweets Shop
  • Yukiko Matsumoto

「カカオ落雁 砂燦加」

スイーツコーディネーターの松本由紀子です。

3月27日(月)O.A.の関西テレビ 「よ~いドン!」
“本日のオススメ3”のコーナーで
ご紹介させていただいた
『手土産にピッタリ!大人スイーツ』🎁

3軒目は俵屋吉富さんの
「カカオ落雁 砂燦加」です。

「俵屋吉富」

「俵屋吉富」

「俵屋吉富」

俵屋吉富さんは、1755年創業の
京都・室町に本店を構える老舗京菓子屋さんで
小倉餡をしっとりと仕上げた村雨餡で一本一本手巻きし
雲にのる龍の荘厳で雄々しい姿を表現した「雲龍」は
俵屋吉富さんの顔ともいえる人気商品ですが
私も子供の頃から大好きで
何十、何百回とリピートしているお菓子です🐉

「カカオ落雁 砂燦加」

今回ご紹介させていただいたのは
東京・日本橋浜町のチョコレートショップ
「nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO」の
村田友希がシェフとコラボレーションした
カカオ香るほろほろ落雁です🍫

「俵屋吉富」

コラボのきっかけは
俵屋吉富代表取締役副社長の石原義規さんと
京都出身であるnelの村田シェフが
専門学校の同窓生であったことから
取り組みがスタートしたのだそう。

豊かな歴史と伝統を持つ日本の和菓子と
世界共通の嗜好品で、日本でも子どもから大人まで
幅広く人気のチョコレートを組み合わせることで
若年層や海外の方など幅広いお客様に
和菓子の魅力に触れていただきたい!
との想いから開発された商品です✨

「カカオ落雁 砂燦加」

「砂燦加」という名称の由来は
砂糖の「砂」、カカオ(加加阿)の「加」
そしてかがやく、きらめくの意味を持つ「燦」
を組み合わせた造語とのこと。

和の落雁と西洋のチョコレートが
京都の老舗の職人と東京の若手ショコラティエの
技と感性によって重なり合い
伝統のもとで新たな価値を追求することで
「未来が煌めいて見えるような新しいお菓子」
が誕生したのです💖

「カカオ落雁 砂燦加」

通常落雁は、砂糖、寒梅粉(もち米を細かく砕いたもの)
水飴を混ぜ合わせ、押し固めて作られます。

お茶席のお菓子として用いられることが多いため
通常は香りは控えられるお菓子なのですが
「砂燦加」は毎日の生活の中で
カジュアルに愉しんでいただきたいという想いから
nelの村田シェフが厳選したカカオパウダーを加えて
心地よいカカオの香味をまとわせているのが特徴です👨‍🍳

「カカオ落雁 砂燦加」

濃淡2種類の茶色のグラデーションになっているのが
お分かりになるかと思いますが
ロースト温度が低く淡い色合いの
ナチュラルカカオパウダーと
濃い色のカカオパウダーの2種が使用されていて
チョコレートのとろりとしたイメージを表現した
2層仕立ての凛と美しい断面で
味わいと香りがベストバランスに仕上げられています🍫

「カカオ落雁 砂燦加」

お口に入れると、しっとり、ほろっと崩れる食感で
余韻にはカカオの風味と香り、おだやかな甘み。
動物性油脂を含まない軽やかな後口で
ちょっと口淋しい時にも気軽に愉しむことができます🤎

通常の落雁と比べると、カカオパウダーが入っているので
ほんの少ししっとり感の増した口あたりに。

「カカオ落雁 砂燦加」

硬すぎると食感的に好まれず
柔らかすぎると保形成がなくなってしまうので
保形成はありながらもやわらかな食感に!
という微妙な按配が難しかったのだそう。

色味から想像する以上に
カカオの香りもしっかりと感じられ
舌の上で、じんわり、ふわ~っと溶け広がっていきます🍫

「カカオ落雁 砂燦加」

私はこちらの「砂燦加」に
京都伊勢丹さんのバレンタイン催事で出会ったのですが…
会場にいらしていた多くのショコラを愛する若い方にも
伝統的な和菓子である落雁の魅力を
知っていただくとてもよい機会だったので
今後もこのような和洋のコラボレーションが
これまでになかった新たな価値の創作と普及に
繋がるといいなと思いました💗

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