JEWEL TRAY STYLE
2021.06.23
Scene KAZUTOSHI NARITA
スイーツコーディネーターの松本由紀子です。
成田一世さんがシェフパティシエを務められる「Scene KAZUTOSHI NARITA(シーン・カズトシ・ナリタ)」さんにお伺いしてきました💗
世界各国の星付きレストランで腕を磨き、2017年にはアジアのベストパティシエ賞を受賞された成田シェフが、2020年12月5日、東京・麻布十番にオープンされたお菓子とパンの専門店です👨🍳
人通りと交通量がとても多い通り沿いなので、外観を撮るのがなかなか難しかったのですが…ブラックの外縁に全面ガラス張りのオシャレに街に溶け込む外観。
まさに「美味しい」という漢字を体現する、美しくおいしそうなパンやケーキ、焼き菓子、マカロンの姿に大興奮でした💓
Scene」という店名には、”すべてのシーンのために”という意味が込められているのだそう。
成田シェフがこれまでスイーツ業界、パン業界、レストラン業界で培われてきた様々な技術を、ここで一堂に凝縮し表現されています👨🍳
成田シェフは作りたての美味しさをとても大切にされていて、より作りたての美味しさを味わってもらいたいと、店内で自らが仕立てるアシェット・デセールも今後提供予定とのこと🍽
今回はその準備中の空間で、成田シェフ自らがリベイクしてくださったカヌレとコーヒーをいただき、様々なお話を聞かせていただきました☕️
あまりに贅沢なシチュエーションにドキドキ💓
次の予定がなければまだまだずっとお話をうかがい続けていたい…本当に興味深く幸せな時間でした💗
お忙しいなか、本当にありがとうございました👨🍳
プティサイズのカヌレは、外ガリッ、中はもちっとくっきりとコントラストのある食感。
気泡のない、とろけるような初体験の食感に驚きました。
この日はプティガトーは、”あまりん”のショートケーキとフレジエの2種のみ。
“あまりん”は、埼玉でしか栽培が許可されない幻の完熟イチゴ🍓
県内の生産量の僅か1%しか収穫されず、一般的なイチゴから比べると果皮の赤みが濃く、甘さの中に隠された酸味と強烈な香りをはなつ「幻の美味しさ」なのだそう。
リギリまで枝で完熟させたこの”あまりん”を、日仏2種のショートケーキ仕立てに🍰
緑に囲まれた素敵な背景に映える、とても贅沢なお味でした🍀
ショートケーキは、山吹色が鮮やかな卵黄たっぷりのフワフワ生地に、ミルキーでコクがありながらも後口が軽やかなシャンティと”あまりん”。
いわゆる日本のショートケーキとフレジエの中間をいくテクスチャーで、やさしい甘みのなかから顔を覗かせる酸味のバランスが絶妙です🍰
フレジエは、濃厚でありながらもほわりと口どける、なめらかでエアリーなバニラクリームと、さっくりとしたノワゼットのダックワーズに”あまりん”🍓
王道のスタイルながら、やはり微妙に初体験のテクスチャー。
どう表現すればいいか難しいんですが…成田シェフのお菓子はどれも、自分がこれまで食べてきたそのお菓子や見た目から想像するテクスチャーとは、微妙に異なる繊細なテクスチャーが印象的でした💖
お店に入った瞬間、ケーキ以上に心奪われたのが神々しい焼き色のパンたち✨
Best of New Yorkを受賞したミニバゲットをはじめ、クロワッサンやデニッシュなどのヴィエノワズリー、さらにご近所の方たちにも気軽に楽しんでほしいと、生搾りクリームパンや卵たっぷりのエッグサンド、角食など20〜30種がラインアップ🥖🥐🥪
まだ滞在が1日残っていたので、パンは購入できなかったことが最大の心残りです。
やはりトースター持参で上京しないとかな(笑)
そして、初訪問のお店では必ず全種類購入する焼き菓子は…マドレーヌ、フィナンシェ、エンガディナー、フロランタンなど定番のラインナップでしたが、これまた想像の遥か上をいく驚きの食感✨
香ばしく焼き込まれた生地はサクっと歯切れよく、あとから粉の旨みやバターの馥郁たる香りがじんわり💗
一日3回、焼きたてマドレーヌの販売も。
おいしい一瞬を逃さずいただけるご近所の方が羨ましいなぁ。
日常から特別な日まで、さまざまなシーンでいただきたいアイテムが揃う素敵なお店。
アシェットデセールをいただく機会に、また色々お話をうかがえたらと楽しみです❤️