JEWEL TRAY STYLE
2020.03.30
春のかをり@.cafe
スイーツコーディネーターの松本由紀子です。
3/23(月)O.A.の関西テレビ よ~いドン!本日のオススメ3 のコーナーで『春爛漫!魅惑の春スイーツ』を3品ご紹介させていただきました🌸
2軒目は、2月18日に靱公園近くにオープンした「.cafe(ドットカフェ)」さん。
お店から徒歩5分の場所にあるフレンチの名店「ディファランス」の藤本シェフが新展開するアットホームでほっとひと息つくことができるオシャレなカフェです☕
今回ご紹介させていただいたのは、春の食材をふんだんに使った「春のかをり」です🌸
菜の花のムースの中に、百合根のクリームと、和歌山県産の八朔の皮のピューレが層になり、土台には抹茶の生地と焼きホワイトチョコレート、上には菜の花の葉っぱのドライと八朔の果肉が飾られています🍃🍊
菜の花やゆり根は、普通パティスリーさんではあまり使われない素材ですが、レストランで使う食材を活かした、他にはない面白い組み合わせになっています。
菜の花は丸ごとピューレ状にして、春野菜らしい苦みを活かしたムースに🍃
ゆり根は、おがくずの中で1か月間熟成させることで、水分を飛ばして甘味を増し、相性のいいバニラと合わせてクリームにされています。
八朔も皮を炊きあげてピューレ状にしているので、フレッシュな苦みがポイントに🍊
焼きチョコのザクっとした食感としっかりとした甘みが、全体をスイーツに昇華させています。
食材や構成を聞いただけではどんな味か想像できないと思うので、ぜひ実際に食べていただきたい一品なんですが、なんと言ってもおいしさのポイントは、春らしい”苦み”。
素材を丸ごとピューレ状ににすることで、青っぽさや苦みといった素材そのものの持ち味が存分に活かされています。
こちらのお店はデセールにも力を入れてらっしゃるんですが、テイクアウトのスイーツもレストランのシェフらしい発想で、ギリギリのやわらかなテクスチャーに仕上げられていて、全層一緒にいただくと、様々な苦みや香りが顔をのぞかせる…まるで、春の香りと風味がギュッと凝縮した濃厚なスープを味わっているかのような一品です。
食べた後に、ぜひ思いっきり深呼吸をしてみてください💗