JEWEL TRAY STYLE
2019.05.24
「パティスリー アンオー」さん@宮崎へ
スイーツコーディネーターの松本由紀子です。
先日熊本&宮崎のパティスリー巡りをしてきました。
2日目の朝は、宿泊していた宮崎市内のホテルで震度5弱の地震にみまわれてしまいましたが、「PATISSERIE en haut(パティスリー アンオー)」さんへ💗
住宅街の一角に突如現れるダークグリーンのオシャレな建物。
オーナーパティシエールの芋生玲子さんは「アテスウェイ」のスーシェフをつとめ、2012年の「ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレ」で世界一に輝いた方で、2013年に独立オープンを果たされました👩
ご一緒していた皮ごと食べられるバナナ農園🍌の内田さんも、世界一のケーキ屋さんができたと聞き、メンズ3人で訪れたことがあるほど宮崎での知名度が高いお店です。
そんな芋生シェフが、実は最初は宮崎でカフェでもできたら…と漠然と思ってらしたと聞き驚きました。
お店の設えもお菓子も、こんなにも”That’s Patisserie”なお店🇫🇷
そしてビシッと一本芯の通った芋生シェフのお人柄。
最初からパティシエールの頂点を目指されているようなバリバリの方だと勝手に想像していたので。。。
芯はしっかりと通った男前女史でありながら、笑顔がとっても優しく、物腰やわらかな素敵な方でした💞
本気で全種類食べたい!という衝動に駆られているところを、また次の機会もあるからとなだめられ、悩みに悩んで5種類をセレクト(飛行機の待ち時間にあと5種類は食べられたなぁ)。
芋生シェフのオススメは「ルミエール」と「シルク」。
どちらもコンクールに出場した際に、岡崎正輝シェフとともに考案したものをベースに作られています。
「ルミエール」は最初セルクル型のムースだったそうですが、この美しい断面を見せるこちらのフォルムの方が断然ステキですよね❣
ピスタチオ×フランボワーズ×チョコレートの組み合わせが、生地、ムース、ジュレと様々なテクスチャーで織り重ねられています。
異なるテイストや食感が次々と現れ、最後に渾然一体となり昇華する様はさすがコンクール作品の風格✨
艶やかなグラサージュが美しい「シルク」は、チョコレート×オレンジ×シナモンの組み合わせ。
ムースショコラの中にはオレンジのムースや柑橘系のジュレ、ショコラの生地やガナッシュがこちらも美しい層を描いており、シナモンの香りがやさしく全体をまとめあげています🍫🍊
全体的にベースとなっているのはやはりアテスウェイのお菓子ですが、生地の厚みやバランス、アクセントの効かせ方など、宮崎の方にもおいしいと思ってもらえるように工夫されているそう。
焼き菓子、マカロン、ショコラとラインナップも豊富で…私のパタパタぶりが想像できると思いますが…勿論焼き菓子は全種類購入しちゃいました(笑)
さらに今人気のクッキー缶も発見🍪
小さい方の缶には、人参、ほうれん草、ごぼう、トマトなど8種類の九州のお野菜を使ったクッキーが詰め合わされています。
宮崎も熊本同様食材の宝庫なので、地産地消に取り組まれているんですね。
ご近所に持ち込み可能なカフェがあり、そちらでいただく予定だったんですがこの日はまさかの臨時休業!?
というわけで、宮崎で人気の観光スポット青島でいただくことに。
近くにある恋愛のパワースポット 青島神社も気になりましたが…景色が素敵なボタニックガーデンの広場でいただきました。
色とりどりのお花🌺と鮮やかなグリーンの芝生🍀をバックに撮影したら…思いがけず映えちゃったりして(笑)
次々とお客様がいらっしゃるなか(子連れの若いお母さんも多かったなぁ)
芋生シェフありがとうございました💗