JEWEL TRAY STYLE
2018.04.28
桜スイーツ ~パティスリー ストレス~
スイーツコーディネーターの松本由紀子です。
今回は今の時季しか食べられない、日本人が大好き!桜スイーツをご紹介させていただきます。
今年の6月に開業5周年を迎えるということで、様々な記念イベントが開催されているインターコンチネンタルホテル大阪さんは、大阪駅からもほど近く、洗練されたラグジュアリーな雰囲気が人気のホテルですが、こちらの1Fにある「パティスリー ストレス」では、ホテル特製のケーキやパンをオシャレな器に入ったドリンクと共に、隠れ家のような落ち着いた雰囲気のなかで愉しむことができます。
今回ご紹介させていただくのは、和の雰囲気ただよう「桜と求肥の桜餅モンブラン」です。
土台はビスキュイにホワイトチョコクランチを重ね、その上に丸ごとひと粒の大きな苺と求肥、ほんの少しの生クリームをのせ、桜餡のクリームをフリル状に絞り、桜の葉の塩漬けをぐるりと周りに巻いて、さらに苺と桜の花の塩漬けがトッピングされています。
まず、このとってもフェミニンでフォトジェニックなビジュアルにビックリ!?
いちご大福が丸ごとモンブランの中に入っているようで、でもお味は桜餅のような、和のような洋のような、そのバランスが絶妙なんです!
桜の葉の塩漬けが入っているのでほんのり甘じょっぱく、しっとりとした桜餡のクリームと、やわらかな求肥、そしてジューシーで甘酸っぱいイチゴがお口の中で合さると、まるで和菓子のようなやさしい風味と食感なんですが、最後に土台のクランチのカリッとした食感と油脂分が加わることで、一気に洋菓子の表情に変化します。
巻かれている桜の葉の塩漬けを途中でいただくと、この塩味がとってもいい塩梅のお口直しになって、もうひと口、もうひと口と進んでしまう、あっさりとした和の甘みと桜の香り豊かな一品です。