JEWEL TRAY STYLE
2025.06.03
ラ フラム@よーいドン②
スイーツコーディネーターの松本由紀子です。
2025年2月26日、大阪・谷町9丁目にオープンした
「ラ フラム」のオーナーシェフである川村さんは
大阪・阿倍野出身。
パティシエール歴13年ですが
明確な目的と目標が設定されているので
とてもモチベーションが高く
お話ししていると、こちらまで元気になってくる
まるで太陽のように明るい魅力の持ち主です☀️
ご経歴は、新卒で大阪・桜橋の
「パティスリー・ド・グラース(現在閉店)」へ(2年半)。
現ウェステン大阪のシェフパティシエである亀川さんに
仏菓子のベースとなる大事なことを
沢山教えてもらったとのこと👨🍳
その後何店かを経験し、大阪・肥後橋の
「レ・グーテ(現在北海道)」さんへ(4年)。
お店の独特な雰囲気やお菓子が好きで入店。
最初に澤井シェフに「どうなりたい?」と聞かれ
「レグーテのお菓子を全部学びたい!」
と答えたという川野さん👩🍳
スーシェフになり、言葉通り4年で全てを学び
このまま残るか、新天地にチャレンジするかの
選択を迫られ、さらに知見を広げるため東へ。
レ・グーテ時代から、深夜バスで
東京のパティスリー巡りをしている中で
お店に入った瞬間に、ここだな!と直感したのが
埼玉・川口の「シャンドワゾー」さん(6年)。
スーシェフを務めあげ、今後の方向性を明確化し
地元に戻ってこられたとのこと。
さらに、オープンまでの半年間
大阪・桜川の「ルシェルシェ」さんでお世話になり
フラムさんのオープンを村田シェフが宣伝していたので
私も知ることになったのですが…
それまでにいらしたお店でも
私のことを知ってくれていたと分かり
急に人見知りが解けた私です(笑)
ひとつひとつの修行先で長期間研鑽を積み
さまざまなことを経験、しっかりと吸収し
シェフたちからの信頼も厚く
スーシェフまで務めあげられている川上さん👩🍳
自分自身をしっかりと持ってらっしゃるので
ひとつひとつの言葉が経験に裏打ちされ明確で
しっかりと芯があり、話していて楽しく
私のモチベーションまで上がっていくのを感じました↗️
店名に由来をおうかがいすると
3つの意味からの造語とのこと。
一つ目は、flameは仏語で炎の意🔥
お菓子作りのベースとなるのは焼きもので
火入れひとつでお菓子は全く変わってくるので
焼きにとてもこだわっているのだそう👩🍳
二つ目は、お菓子に対する熱量という意味を込めて。
うんうん…熱い想いが伝わってきています❤️
そして三つ目が、お菓子のフレームという意味。
自分のお菓子の基準となる枠組み、軸を
しっかりと持つという意味を込めて
「La Framme(ラ フラム)」と名付けられたとのこと✨
テーマカラーはオレンジですが
ご自分が好きな色でおあり、炎の色でもあります🧡
ロゴのフォントが珍しいなと思ったら
お兄さんが映像関係のお仕事をされているそうで
手描きのオリジナルフォントで作ってくださったのだそう。
オレンジ🍊も入っていて可愛いですよね。
やはり器用な人は一族で器用なんだわ✨
次に生まれ変わるなら、頭脳よりも容姿よりも
絶対に器用な人に!と切に願う私でした(笑)
『フラム』という店名を冠したスペシャリテは
コンクールで銀賞に輝いた作品をブラッシュアップ🥈
キャラメルオランジュのムースショコラに
自家製プラリネアマンドを使用した
アーモンドのブリュレとクレーム。
ガナッシュアニスとコンフィチュールオランジュ
ビスキュイアマンド、クラックラン
キャラメルのグラサージュと
アーモンドのナッティな香りとオレンジの酸味
キャラメルのほろ苦みと、全体的にビターな大人テイスト。
こちらも超お薦めです🥜🍊
そして試食させていただいたチョコケーキの新作
「ペール」も何気にいただいたら、かなりストライクで🍫
老若男女に好まれるテイストとして
現在はショーケースに並んでいます🤎
まだ焼き菓子はこれから充実させていくとのことでしたが…
サクっ、しっとりと軽やかな生地に
リッチなクリームがサンドされたマカロンも美味💗
ちょうど季節の変わり目で、ショーケースに並ぶお菓子も
がらっと変わる過渡期ですが…
ぜひ、お好みのケーキを見つけに足をお運びください❣️