JEWEL TRAY STYLE

2024.06.29

ORIGINE KOBE講習会2024水野シェフ編

  • Chef
  • Yukiko Matsumoto



スイーツコーディネーターの松本由紀子です。

5月28日(火)、オリジンコウベ講習会2024
第1回を開催させていただきました👨‍🍳

今年は、オリジンコウベシェフ1名と
ゲストシェフ1名によるコラボ講習会スタイル。
それぞれ2品ずつ(合計4品)のデモンストレーションと
他7名のオリジンシェフも巻き込んだ
ためになる面白!?トークも繰り広げられる予定です👨‍🍳

第1回目の講師は、こちらのお二人。
水野直己シェフ 洋菓子マウンテン (ゲスト)
大西達也シェフ コンパルティール ヴァロール

意外だったのが、水野シェフは皆さんには
無口で怖いイメージがあったみたいで。
こんなにユニークな方だとは思わなかった
という受講者の方からの感想が多数(笑)
でもほら、バレンタインのトークショーやデセールでも
シュッとカッコいいけど、トークはキレキレで
面白くなかったですか!?笑



【水野シェフ編】
◆クリームホーン
クリームホーンは、コルネ型のパイ生地の中に
クリームを詰めたお菓子で、子供の頃から
皆さん一度は食べたことがあると思いますが…
こちらは、私も初体験のホーンでした🩷

水野シェフはチョコレートチャンピオンとして有名ですが
洋菓子マウンテンの二代目として、お父様から
受け継がれたお菓子もとても大切にされていて。

こちらも、以前お父様が作ってらしたものを
20年ぶりに復活させ、ブラッシュアップされたのだそう。
それを、お母様が懐かしいと喜んでくれたのが
なにより嬉しかった💞というシェフの笑顔が
温かく優しく、なにより素敵でした✨

どこが普通のクリームホーンと違うのかというと
フィユタージュの切り方、巻き方から生まれる食感。
この巻き方だと生地が膨らまず、棒状の生地が
連なった状態で、実は食べやすかったりもするんです。
サクハラではなく、ザクザクッと小気味いい食感⚡️



中にはパティシエールと僅かのシャンティイを
合わせたリッチで口どけよいクリームと
マラスキーノでマリネした苺を絞り入れるのですが…
これが想像以上に難しくて、試食用を作る
オリジンシェフたちも最初は悪戦苦闘🌀
でもすぐにコツをつかんでいました!さすがっ✨

クリームの黄色がかなり濃く見えるかと思いますが
地元福知山産の卵を使ってらして🥚
こちらが飼料にマリーゴールドの抽出液を
加えていることで鮮やかな黄色の黄身になるのだそう。

ミントはオリジンとの長野農園ツアー以来
育ててらっしゃる自家農園で
台風の中、朝から摘んできてくださいました🌱
葉の鮮度も、香りのインパクトも全然違いました✨



想像とは全く違う、大人も唸るクリームホーンで
もう1本と手が伸びる危険なおいしさ💖
ですが、あまりにも作るのが大変すぎて
このスタイルでの販売予定はないのだそう。
(イートイン限定でないと難しそう🍽️)
幻のお菓子をいただけて、皆さん大絶賛でした✨



◆プラリネパルフェ アマンド
さまざまなナッツで作った自家製プラリネを
チョコレートや無味無臭の油脂と合わせ
ウィスキーボンボンと同じように型取りした
コーンスターチ&粉糖に流し入れて固めた
シェフたちも興味津々、初体験のお菓子🥜🍫

シリコンで型取りしたナッツの型を
アクリル板につけた型は、まさかの自家製。
マウンテンさんには、このような自家製アイテムが
多数存在するのが凄いです✨



アマンド、ピスタチオ、ピーナッツ、くるみ、
カシューナッツ、ヘーゼルナッツの6種類🥜
形も本物っぽくて手作り感がかわいく
それぞれのナッツが贅沢にバージョンアップ!
シェフのお気に入りは、くるみだそう👨‍🍳



お菓子以外の色々なお話もしてくださったのですが…
水野シェフは、ショーケースの前でワクワクしながら
ケーキを選んでいる幸せそうなお客様のお顔に
すごく魅力を感じて、パティシエという仕事を選んだとのこと👨‍🍳
今は、映える新作を追いもとめるのではなく
常連さんの笑顔を思い浮かべながら
丁寧に、心を込めておいしいお菓子を作り続けています。



大西シェフとの出会いは、コンクールで結果を残したい!
と思い、教えを乞うたのが始まりなのだそう。
逆に大西シェフがシャルルプルースト杯に挑戦した際は
お返しに教えられたんですが…まさかの事実が発覚‼️
今だから話せる!?面白エピソード炸裂でした。
(ダリの画像確認しなくっちゃ笑)

ここ数年、オリジンコウベの研修旅行にも
レギュラー参加で、すっかりオリジンメンバー感溢れる
深い繋がりのある水野シェフですが…
最後に、神戸の皆さんへの感謝の想いをのべられたときは
思わずうるっとしてしまいました💧



福知山が二度の大きな水害に見舞われたときには
神戸のお菓子屋の皆さんから、様々な面で
復興の援助をしてもらいました。
今お店があるのは、本当に神戸の方々のお陰
と、心から感謝されていて💖



その恩返しの意味も込めて、今回の講習会に
臨んでくださったとのこと。
もうそろそろ講習会は引退して
次の世代にバトンタッチをと考えてらっしゃる
水野シェフの、とても貴重な神戸愛溢れる内容でした💝
ありがとうございました🍀

大西シェフ編に続きます。

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