JEWEL TRAY STYLE
2024.04.25
パティスリー・シェ・シシ店舗編
スイーツコーディネーターの松本由紀子です。
先日2年ぶりに、「Pâtisserie chez chichi(パティスリー・シェ・シシ)」さんにお伺いしてきました🩷
実は諸事情から、前回お伺いしたのは、オープン1週間前、開店準備真っ只中の店舗で。
ショーケースは空っぽだったので、今回お菓子をいただくのを楽しみにしていました🍰
「パティスリー・シェ・シシ」さんは、2022年5月、福岡・警固のけやき通りから一本入った静かな住宅街にオープン。
ネイビーを基調とした、高級感あふれるノーブルな雰囲気が素敵なお店です✨
店名の「シェ」はフランス語で家、「シシ」はフランス時代の西嶋シェフのニックネームなのだそう。
なので店名には、「友だちの家に遊びに来るように、気軽な気持ちで訪ねてもらいたい」という想いが込められています👨🍳
今さらながら…西嶋シェフ&マダム、オープンほんとにおめでとー💖
オーナーパティシエの西嶋一力さんは、長崎県生まれ、福岡県育ち。
東京・エコール辻で学んだのち、フランス菓子の名店、東京「ノリエット」さんで修行。その後フランスのリヨンに渡り、帰国後は神戸で経験を積まれました👨🍳
この神戸時代にオリジンコウベなどとの集まりにも来てくれるようになり、次世代を担う新星現る⭐️と楽しみにしていたんですよね💓
西嶋シェフは本当に愛されキャラで、先輩たちからもとても可愛がられていて。
ご実家のある福岡で独立開店するために神戸を去ると聞いた時は、淋しかったなぁ💧
でもこんなに素敵なお店をオープンして、街の方からも愛されているのを見て、姉心?でほっとしました🍀
西嶋シェフは、フランス伝統菓子や地方菓子ななどの焼き菓子を中心にしたラインナップにしたいと開店前に話していたのですが、しっかり有言実行!
大理石風のおしゃれなショーケースには華やかな生菓子が🍰
隣の平台には、タルトやガレットなどの朝焼きの焼き菓子や、ケーク、クッキー、ショコラなどがずらり並びます🍪
横の棚にも焼き菓子やクッキー、コンフィチュール、マカロンなどが所狭しと並べられていて。
さらにフェーブや、フランスの蚤の市で買い集めたというかわいいオブジェが其処彼処に飾られていて、まさにフランスのパティスリーの雰囲気🇫🇷
どこを眺めても楽しく、隅々までチェックしたくて、ワクドキが止まりませんでした💓
こうなると、なにを買ったらいいか悩むじゃないですか⁉️
あー、大人でよかった(笑)
食べたいもの全部大人買いして、生菓子以外は配送してもらっちゃいました📦
以前スペシャリテは、リヨンのパティスリーで働いていた頃の思い出の味、真っ赤なプラリーヌをふわふわのブリオッシュ生地にトッピングした「ガレット・プラリーヌ」とうかがってたんですが…この日はなくて💧
代わりに、バターが香るしっとり柔らかなブリオッシュ生地と、ザクザクゴロゴロとしたプラリーヌの歯応えが楽しい「ブリオッシュ・サンジェニ」がどーんと鎮座🥜
ふたつとも似たような素材が使われているので、味も同じような感じかなと思いきや、全く別物でした。
個人的にはこちらの方が好きかもー❤️
カット売りされていますので、出会ったらぜひ!
でも…今回スペシャリテは?と聞くと、なんと「サンノン!」と、西嶋シェフからまさかの答えが👨🍳
サンノンは究極に地味な…いえ、シンプルなバタークッキー🍪
実は薄々感じてはいたので、とうとうスペシャリテも世代交代しちゃったか…と興味深くもありました🤎
というのもサンノンは、プレーンとショコラ、プレーンと紅茶の2種だけが詰め合わされたクッキー缶があるんです🍪
もちろんさまざまなクッキー入りのプチフールセック缶にも入っているんですが…なんかひとりだけ、特別感を醸しだしてませんか⁉️
「Sans-nom(サンノン)」は、ほろほろ食感と芳醇なバターの香りが特徴のクッキー。
プライスカードには“当店の自信作”と書かれています✨✨✨
一見いたってシンプルなクッキーに見えるんですが、齧ってみると、あら不思議!?
砂のようにほろほろっと崩れる未体験の食感🍪
シンプルで飽きのこない素朴なお味ながら、不思議な食感を体験したくて、つい手が伸びちゃう病みつき感がたまりません💘
これをスペシャリテって言えるのは、西嶋シェフの本気度がうかがえて凄い✨と感じました🩷
うっ…文字数制限のハードルが💧
生菓子は次postで。