JEWEL TRAY STYLE
2023.01.30
モンプリュ17周年
スイーツコーディネーターの松本由紀子です。
年が明けてしまいましたが…
自分のバースデーはさておき
こちらだけは毎年必ずお祝いしているので
モンプリュさんバースデー2022を備忘録として🎂
モンプリュさん17周年のアニバーサリーケーキは
2022年、急速に仲良くなったメゾンベニコさんへ👩🍳
宝塚→奈良→元町。JR1本と甘くみていたら…
結構遠かったです(笑)
10月にベニコさんでいただいたタルトタタンが
めちゃくちゃおいしかったので
今年のアニバーサリーはこれに決まり!と即決🍎
それにしても…タタンの説明をベニコさんから
聞いているときの会話を録音していたんですが
2倍速で再生してる?!と自分で疑うほど
二人の会話がぽんぽんとテンポ良すぎてビックリ✨
私のなかでタタンはここが聞きたい!
というポイントが決まっているんですが
まるで答えが用意されていたかのようなサクサク回答⚡️
しかもちゃんと笑いありで、わたしたち
M1グランプリにでれちゃう⁉︎という勢いでした(笑)
私が10月にいただいたときは紅玉だったんですが
今回は青森県いっちゃん林檎農園さんの
「はつ恋ぐりん」を使用🍏
はつ恋ぐりんはオーストラリア原産の青りんごで
グラニースミスが親なので紅玉並みの酸味で
糖度も高く、果汁も豊富 。
生食でかじると爽やかな酸味が口中に広がります💗
実はこのはつ恋ぐりんを林シェフも使っているのを
知っていたので、きっとこのタタンもお好き!
と思って私も楽しみにしていました💓
フランスに正統なタルトタタンを伝える協会があり
ベニコさんのタルトタタンはこちらの
由緒正しきレシピに基づいて作られています🇫🇷
協会では、タルトタタンは”リンゴを味わうお菓子”
という観点から、生クリームやスパイスなどの
添えものは禁止されているのだそう🍎
確かに乳製品の脂は舌をコーティングしてしまうし
シナモンなどのスパイスは、たとえいい意味だとしても
りんごそのものの香味を変えてしまいますものね。
まさにりんごそのもののおいしさを
ストレートに味わうことができるタタンなわけです。
直径15cnほどの深めの型にバター、砂糖
くし切りにした山盛りの(1台に1200g)リンゴを入れ
半分ほどのかさになるまで180℃で焼成。
リンゴの種類や産地によって水分量が違うので
オーブンに入れる時間は目安でしか決まっておらず
あとは長年の勘がモノをいうポイントです👩🍳
焼成中も上からゴムベラでぎゅうぎゅうと押すことで
隙間を埋めて汁気なくし、実を詰まらせていきます。
ベニコさんは、なんでも焦がす手前まで
もっていくのがお好みなので、結構攻めの姿勢で。
最後にブリゼ生地をのせて温度を下げ
160℃で1時間ほど焼成していきます🔥
型から外す時はガス台にかけて
さらに最後の締めのキャラメリゼするのだそう。
ここが私が好き💘となったコク深さに繋がる
ポイントなんだろうなぁ。。。
あと一歩で焦げの苦みになってしまいそうだけど
絶妙に一歩手前のほろ苦さでストップ!
リンゴとキャラメリゼが混然一体となった
酸味と苦みの凝縮感がたまらないんです。
と同時に、舌の上でとろけるような質感にもキュン💘
私は酸味好きなので紅玉も甲乙付け難く好きでしたが
生クリームもシナモンなしなので
どうしても通っぽい味わいに🍎
一方はつ恋ぐりんは甘みと酸味のバランスがいいので
どなたからも好まれる味に仕上げられています🍏
とはいえ、かなりの凝縮感ではありますが。
まだタルトタタンは販売されているのかなぁ?
ベニコさんではカットもホールも販売されているので
気になる方はぜひお問い合わせを!
あっ…モンプリュさん17周年おめでとうございます💖
投稿のはずが、完全にタルトタタンの話に
なってしまいましたね。
モンプリュさんでは毎年周年を
特に大きくアナウンスすることもなく
365分の1日として粛々と過ぎていくんですが…
17年周年ともなると、いよいよ17年間いるのは
シェフとマダムと店長だけになってきたので
私も生き証人として(笑)頑張れるところまで
御祝いと感謝の意味を込めて
12月11日はモンプリュさん詣を続けようと思います🎂
モンプリュさん、17周年おめでとうございます🥂
ベニコさん、おいしいタルトタタンをありがとー❤️